悪しき相対主義
「因果関係」とは何かというようなことを突き詰めて考えるならば、たとえばヒュームの懐疑論のように、相当厄介な哲学的問題に足を踏み入れることにもなるのだけれど、しかしその手前で「わからなさ」を切り札にして、蓋然性の多寡を無視することを科学的態度とは呼ばないでしょう。
ところで今日、太陽が東から昇りました。明日、西から昇ることが100%ありえない、ということを私は自分の力で証明できません。それでも、やはり太陽は東から昇る。明日も明後日も、100年後も。私はそう思ってますよ。べつに、お上に言われたのでもないし、何かトクがあるわけでもない。蓋然性を自分の頭で判断し、生きてるだけです。
西から昇ることに怯えながら生きることが私の身を守ることになるんですか?
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