君子豹変
くんし-ひょうへん【君子豹変】|〈―スル〉
君子が過ちを改めて善に移るのは、ひょうの皮のまだら模様のように非常にはっきりしているということ。転じて、現在では主張や態度が急にがらりと変わることをいう。また、その無節操ぶりを非難する語。▽「君子」は教養や徳の高い立派な人。人格者。「豹変」は季節によってひょうのまだら模様が美しくなることから、主張や態度などが急に変わること。
***
もともと「いい意味」でしか使わなかったはず。けど、たとえば新入社員が遅刻してきたとき「重役出勤ですか、羨ましいですなー」というように、「皮肉」で「君子」と言ったわけだ。それがいつの間にか、毒気が漂白されて、フツーに非難する意味で使われるようになったんだね。
コメント