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2015年4月20日 (月)

読書感想文原理主義

http://getnews.jp/archives/367166

『言語化とは抽象化の力のことでもある。思考の深度とは、抽象化能力のことだ。』

その通りだろう。

  『成績がよい・悪いは、小中学生のうちはほとんどが「思考の深度」で決まると思う。』

一般に小学生の頃って、男子より女子の方が成績がいい。つまり、男子より女子の方が「思考の深度」が深い=抽象化能力が高い、ってことになる。
  経験的に、これ、事実だと思う。

成績が良い/悪い、だけなら、かけっこが速い/遅い、と同じ、生徒の属性にすぎない。小学校の成績なんて、人生においてべつに問題にもなりゃしない。
けれど、「思考」は言葉でする。「論理」はもとより、「感情」だって言葉でできている。言葉は単に意思伝達のためのツールじゃないのだ。

『言語化能力を磨くには言語化を徹底的に行うしかないと思う。問題を解くだけでも、読書をしてもダメである。書かないとダメ。』

ホント、私もそう思う。
たとえば私たちは助詞のチョイスをいちいち文法を参照しながらしていない。なんとなく、「感覚」で判断している。この「感覚」って、子供の頃にほとんど決まってしまう気がする。後に学校の授業でやる文法は、すでに難なく使っている母語の体系を相対化するに過ぎない。

そんなわけで私は、ほとんど「読書感想文原理主義」みたいになっている。

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