ハシカ
「お腹の回りについたぜい肉が玉にキズだったけど、ふなっしー顔負けで何度も跳びはねたりと精力的に動いていた。」
昭和の頃、まさかジュリーが、ふなっしーに喩えられる日が来るとは思わなかった。
「20歳までに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない。20歳を過ぎて左翼に傾倒している者は知能が足りない」というが、いい年こいて山本太郎氏などにシンパシーを抱く者を見ると、「ハシカはガキのうちにかかっとけ」と思ってしまう。
「ハシカ」というのはもちろん比喩で、つまり自分の唱えた原理主義的な「正しさ」で実生活を生きてみろ、少なくとも生きようとしてみろ、ということだ。そうして実感した「矛盾」「割り切れなさ」を我が身に引き受ければいい。それは単なる「妥協」ではない。独善を相対化するきっかけを得たのであり、それでやっと思考のスタートラインに立ったのだ。
まっとうな大人はたいてい、そうしたプロセスを踏んでるもんだ。
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