権威主義
「アベノミクスでお金持ちになられた皆様●(編注:ハートマーク)このサイトはあなたとは関係御座いません。それ以外の99・99%の皆さんにご提案です! 皆さんの税金を使い、毎日高級店の天ぷらや寿司に舌鼓を打ち、皆さんの税金を使った奥様との世界旅行で心身ともにお疲れの安倍総理に、お休みして貰いませんか?皆から巻き上げた税金で大企業に還付と減税、庶民には、長時間労働・低賃金を強いた上に、残業代ゼロに前のめり、医療や福祉は自己負担がこの先上がるのみ、おまけに大切な年金に手を付け、株につぎ込み博打を打つ... どうみても、明らかに、安倍総理はお疲れです。退陣して戴きましょう」
「仕掛けたのは参議院議員の山本太郎氏だ。12月2日、自身のブログで「事務所スタッフ、ボランティアの皆さんの尽力により、自民党100人落選サイトがオープン出来ました」とサイトオープンを告知している。」
〈国家=悪/民衆=善〉という、古くさいマルクス主義的二項対立に強く支配された山本太郎や彼の支持者らは、その単細胞ぶりゆえに、〈巨悪が隠蔽する「事実」を民衆が暴く〉という構図のストーリーにすこぶる弱い。たとえば元原発作業員の「勇気ある証言」を(自分の信じたい「結論」と合致する場合に限って)絶対視してしまうし、反戦自衛官の証言に(自分の主張と合致する場合のみ)必要以上の価値を認める。
実にご都合主義かつ権威主義的なのだ。
「事実」の論理的整合性より、話者の属人性=肩書きを都合よく重視して思考のプロセスを捨象するから、すぐにデマに引っかかる。「引っかかる」だけならまだしも、拡散して得意顔をしてるのだから始末に負えない。そうして科学的蓋然性に基づく反論に追い詰められれば、「100%ない、と言い切れるのか?」と「悪魔の証明」を盾にするのだから呆れ果てる。
こんな連中、とてもじゃないが付き合いきれない。
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 茶番劇(2016.11.06)
- 失望(2016.08.28)
- 「『被曝で白血病』はデマ」「よくなった部分も伝えて」 ルポ漫画「いちえふ」作者の竜田一人さん、原発報道に疑義(2016.08.23)
- 藤野発言(2016.06.28)
- 独裁(2016.06.25)
コメント