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2014年9月 2日 (火)

正当化

好き/嫌い、あるいは、快/不快。
そういう自分の価値観あるいは感情を表明するのに、なぜいちいちモラルによって「裏付け」し、社会正義の文脈で「正当化」しないと気が済まないのか?

拙作の戯曲に登場する人物たちは、みんなどこか「おバカ」さんばかりだ。
しかし私は彼らを愛している。
それは〈私が書いた〉という自己愛ではなく、彼らが上記のような「裏付け」「正当化」をしないからだ。

正当化したがる人物を私は愛せない。
愛せない人物を自作に登場させることはできない。
仮に作品に作者のメッセージが含まれているとしたら、そういうことだ。

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