呪い
たとえばR15指定の映画というのがあるが、「15才」という年齢は、ある決められた機関による“政治的”線引きであり、実際に15才に満たぬ子供がその映画を見たら将来どういう影響があるかが、科学的に検証されているわけではない。
もちろん「科学」がすべてじゃないし、そういう線引きもときに必要だろう。だが、所詮は“その程度のもの”という一歩引いた視点も必要だ。
この〈一歩引いた視線〉を失って、「基準」を鰯の頭みたいに絶対視することによって、それが本来要請していた機能はむしろ失われる。
「この子はR15の映画を見てしまった。将来トンデモナイ大人になるだろう!」
善人ヅラしてカルトじみた“呪い”をかける。
それが「放射脳」のやってることだ。
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 茶番劇(2016.11.06)
- 失望(2016.08.28)
- 「『被曝で白血病』はデマ」「よくなった部分も伝えて」 ルポ漫画「いちえふ」作者の竜田一人さん、原発報道に疑義(2016.08.23)
- 藤野発言(2016.06.28)
- 独裁(2016.06.25)
コメント