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2014年8月22日 (金)

ゼロリスク

小学生の頃、クラスにいじめられっこの女子がいて、男子から無根拠にバイ菌扱いされていた。
恐ろしいのは、「汚ねえ」「触んな」「えんがちょ」と遠ざけられるのが、日常的に繰り返されるうち、いじめる側はもとより、いじめられてる側さえもが、まるでほんとうに自分が汚いもののように思い始めてしまうことだ。

今、「無根拠に」といったが、もしも彼女に精密な検査をしたならば、たしかに何らかの「バイ菌」めいたものが検出されただろう。
他の誰からも検出されるのと同程度に!

上記いじめの例は、実は悪意があるだけまだマシだ。己の行為を自覚しているのだから、先生にぶっ叩かれれば反省もするだろう。
ところがそんな悪意すらなく、バイ菌の感染するのを“純粋”に恐れて「えんがちょ」する者がある。こういう“ピュア”な連中が一番始末に負えない。
彼らのロジックはこうだ。程度はどうあれ、バイ菌の検出されたことに変わりはないのだから、「えんがちょ」しとくに越したことはない、と。
 
ゼロリスクを求めて、微量の放射線に過剰反応する者らを、私は再三バカ呼ばわりしてきたきたが、つまりはそういうことだ。

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