なぜ中国はいま韓国に急接近し始めたのか
19世紀まで中国の属国だった朝鮮半島を、中国がふたたび傘下に入れようとするのはごく自然である。(略)しかし韓国には、中国に対する警戒感も強い。(略)中国の属国になったら、社会主義にされるかもしれない。
それに対して米軍が介入すると、軍事衝突が起こる可能性もある。このとき韓国内の基地は北朝鮮からの攻撃に弱いので、日本国内の米軍基地が重要な役割を果たす。場合によっては、自衛隊も後方支援する必要がある。集団的自衛権の最大のねらいは、こうした朝鮮半島の有事にそなえることだ。
いまだに「アメリカの戦争に巻き込まれるのはいやだ」といって集団的自衛権に反対する人々がいるが、これは逆である。日本が米韓と一体になって抑止力を強めないと、朝鮮半島で力のバランスが崩れたとき、中国が軍事的冒険主義に出るリスクがある。それを防ぐために、集団的自衛権が必要なのだ。
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2014/07/post-863.php
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