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2014年6月30日 (月)

穢れ

“汚染水”に関する問題は、まさに山本七平いうところの臨在観的把握、現代の“穢れ”だ。
これが
経済と結びつき、ひとたび既得権益化すると、もう後戻りできなくなる。利害関係は、時間が経つほどに複雑に絡みつき、〈日常化〉していく。

行動経済学という、半分心理学のような学問があるが、仮にそれが今の日本の大衆心理を経済学的に正当化するならば、なるほど原発のコストはベラボーに高くつく。“穢れ”を祓うために、どれだけ不合理な“生贄”が必要なのか、わからない。

今の日本は、羮に懲りて膾を吹き続け、そのまま餓死しそうな状態だ。
だが、
誰も長期的視点に立ってエネルギー政策の「現実」に向き合うことをしない。マスコミは合理的な検証をせず、相変わらず左翼好みの、国家=悪/大衆=善という、単純な二項対立で、政府に対して批判のための批判を繰り返すのみ。その方が視聴率がとりやすいのだろう。大衆の床屋政談には、この程度にわかりやすい「物語」が必要だ。

そしてそんな大衆は、情緒に訴えかけてくる怪情報には
すぐに飛びつき、深刻ぶって不安を口にするくせに、とうの昔に公的機関から出され、誰でも参照できる状態にある科学的知見には見向きもしない。
この恐るべき知的怠慢。
しかしこれが日本という国なのだ。こんなふうに論理的思考を等閑にして、“なんとなく”そして“いつのまにか”先の大戦にも突入していったのだ。

日本はエネルギー安全保障の政策を誤り、対米戦争を始めた。日本人は「平和」を口にするだけで、そこから何も学んでいない。

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