『エースをねらえ!』山本鈴美香
言わずと知れたスポ根少女漫画の金字塔。
第1部(1973年~1975年)、第2部(1978年~1980年)、『週刊マーガレット』に連載。
1部と2部の間に3年のブランクがある。
宗方コーチの死で一旦は完結し、その後「大人の事情」で続編が書かれたのだろうと推測できる。
第2部になると、正直、私は退屈して読み進めるのがつらかった。長~い蛇足、という感じ。
特に腑に落ちないのが藤堂さんの扱い。
宗方コーチの死でフヌケとなった岡ひろみを立ち直らせるのは本来、藤堂さんの役目じゃないのか? 生前の宗方コーチに「岡をたのむ」とまで言わせ、その死を予感する唯一の人物だったんだぜ?
藤堂、いいのか、それで?
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