ゆゆしきこと
日本ではじめて「普通選挙」が行われたのが1928年(昭和3年)。それから85年が経ち、さまざまな問題は抱えつつも、「国民主権」はこの国に定着していると私の目には見えるのだが、しかし今も「国家権力」という“悪”が、“善良”な「国民」とはべつのところに存在していると思い込んでいる輩が少なからずいるらしい。彼らはしばしば眉をしかめ、もっともらしい口調で、「ゆゆしきことだ」と口にするが、その「ゆゆしきこと」が、何に根ざしているのか、その構造を明らかにしようとは決してしない。そこをあえて曖昧にしたまま、起きてしまった現象に対して、おのがイノセンスを一方的にアピールするのみだ。
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