物足りなさ
ラゾーナ川崎ができて、川崎駅前の動線がすっかり変わってしまった。昔はこの駅の改札を出て左に曲がることなんて、まずなかった。
故郷の田舎では、昔ながらの駅前商店街がイオンモールに客足を奪われ、シャッター通りになっている。基本、同じことが、川崎駅でも起こったわけだ。もっとも、さすがに川崎駅前は、シャッター通りにはなっていないが。
ショッピングモールはたしかに便利。駅から直通で雨の日も傘要らず。けれど一方で、何か物足りないのも、また事実。
昔は良かった、などと感傷を垂れ流すつもりはないが、ただ、この「物足りなさ」の正体には興味がある。いったいこれは何なのか?
おそらくこういうことだ。誰かが立てた需要予測の範囲内に自分の欲求がすっぽり収まってしまっている。トンガって、ちょっとはみ出た部分も、せいぜいヴィレッジヴァンガードの手書きポップによって回収されてしまう。
このどうしようもなく「最大公約数」としての私!
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