『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』ジェイ マキナニー
二人称現在形という、考えうるもっとも直接的な読者への語りかけの作品は、ビュートルや倉橋由美子、そしてカルヴィーノといった作家によっても書かれているが、彼らにとってこの「きみは」という語りかけは、きわめて文学的な実験として使われていたのに、マキナニーにとっては文字通り、読者と「直接取り引き」をするためにどうしても必要な手段だったのである。(訳者あとがき)
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