少なくとも
『「つまらない話だよ」と僕は言った。「少なくとも君が期待しているような面白い話じゃない」』
ある国民的作家の小説の一節なのだが、誰の何という作品なのかは、この際、どーでもよろしい。この「少なくとも」を「少なくても」と書いているのを最近しばしば目にする、という話。
たとえば、
「明日のパーティ、何人くらい集まりそう?」
「10人、少なくても8人」
これはまあ、意味内容からしてぎりぎり、アリかな、と思う。
しかし「少なくても君が期待しているような~」という文章には、ある程度の年数、フツーに会話しフツーに本を読んでりゃ、理屈抜きで違和感を覚えるハズだ。だから、そんな書き方をするのは、おおかたガキだろう、と思っていたら、なんと私より年上の、劇作家だってんだから呆れた次第。しかも書かれてある内容はバカのくせして社会派のインテリ気取りで、やれやれ、まったく恐れ入ったぜ。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- かわさきジャズ(2024.10.13)
- ボロボロ(2024.10.13)
- ジャズライブ(2024.10.13)
- 漠とした不安(2024.10.12)
- ルールは手段でしかない(2024.10.12)
コメント