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2012年2月29日 (水)

加害妄想

学生時代、読み終えた本は即刻、古本屋に売っていた。
授業で使用した本はもとより、趣味で買った小説なども。
何故? と問われれば、アパートの狭い部屋が本で埋め尽くされるのがいやだから。
ならば買わずに図書館を利用すればいい、との反論には、一瞬の“所有する喜び”を買っているのだ、と屁理屈をこねた。
それも嘘ではないのだが、ほんとうのところ、ひとから物を「借りる」というのがイヤなのだ。
借りた物をどうかしてしまったらどうしよう、という不安がある。どこかになくしてしまったり、なくさぬまでも、醤油のシミをつけてしまったり…。
加害妄想的傾向が私にはあるようだ。
さすがに今では、普通に図書館を利用するけれど、それでも借りたその日から、返却期日が気になってしょうがない。

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